私が男なら義理チョコだろうが欲しいと思うのだが。

今週のお題は「バレンタインデー」とのことで、先日デパ地下のバレンタインコーナーで少し珍しい光景を見た。

昨今スイーツ男子と呼ばれる男性もいたりと、バレンタインのチョコ売り場に男性を見かけることも多くなったが、40代くらいのサラリーマン風の男性が、なかなかお高いチョコレートを1万円以上購入していたのだ。一体彼はそのチョコレートを何の目的で買ったのだろう。

 

ここでちょっと、そんな高級チョコを買った男性について、妄想してみることにする。

バレンタインに職場で義理チョコの風習がないという人もいるだろう。

女性側の理由としては、

「お返しをさせるのが申し訳ない」とか

「甘いものは食べないだろう」など

もらった人の負担を考えてのことが多いだろう。

私の職場でも、既婚の方で旦那さんがバレンタインにチョコをもらってきて、お返しを選ぶのが面倒だと言っている人もいる。

バレンタインのお返し選びは妻の仕事となっている家庭もあるようだ。

 でも想像してみてもらいたい。自分の旦那は義理チョコすらもらえない男でいいのか?

職場の人にあげるチョコなんて、上司であれ同僚であれ、いつもお世話になっているからというほんの「おすそ分け」という気持ちの表れなのだ。

まして既婚者にあげるチョコであれば、どうぞ奥さんに食べていただいて構いません。他意はありませんから。

 ホワイトデーのお返しなんてコンビニに山ほど置いているのだから、奥さんがお返しを選んだりせず、もらった本人がコンビニで買えばいい。

そもそもチョコをあげた側は義理チョコを「日頃の感謝」や「おすそわけ」として配っているのだ。その感謝の気持ちに対してホワイトデーとかでお返しの期待とかするのが変な気がする。

 だから世の中の奥様方、旦那がバレンタインに義理チョコ1つもらえなかったなら、「この人は職場で嫌われているのではないか?」と、少し疑った方がいいかもしれない。

 

あ、話が横道にそれたが、冒頭の1万円超えの高級チョコサラリーマン。

彼は先に述べたような職場にいるせいで義理チョコももらえないのではないだろうか。自分は嫌われているのでは?と思っていたとする。今年もきっともらえないだろう。

だから彼は先手を打ってみた。

 

変わったチョコを見つけて思わず買ってしまったのでみんなで分けて食べて。」 

 

これでチョコをもらえない自分から、サプライズを与える自分になれる。

ホワイトデーのお返しなんかより、よっぽどスマートでジェントルマンだ。 

 

 まぁ、どんなにチープな義理チョコでもやはり嬉しいだろうし、欲しいと思うのだが。義理チョコを配るか否か迷っている女性がいたら、やはり配って欲しい。私が男だったら義理チョコ賛成派だ。

でももし義理チョコなし職場だったなら、彼のような行動をとってみるものいいかと妄想する。