鉄は熱いうちに打て!ますです。
薪割り体験翌日、先週同様イリュージョンを終え、夕方から映画を観てきました。
なんの映画かって?
はこだて短編映画上映会ってのに行ってきたのです。
なんと7作品もいろいろ観ることができました。
ますのブログも普段は短編な感じですよね。
薪割り体験の記事でいつもよりボリューム出したから、本当はこの辺りでワンクッション軽い記事でいきたいところですがね、この短編映画上映会が面白かったわけ!
伝えたい思いが溢れてる〜。なので鉄は熱いうちに打とう!
はこだて短編映画上映会とは
2014年に函館在住者で制作した、自主制作短編映画「コロッケとヘソクリ」が第11回小田原映画祭シネマトピア2017ショートフィルムコンテストでグランプリ(1位)と第16回西東京映画祭自主制作コンペティションで優秀作品(3位)奨励賞を受賞したことを兼ねて、両映画祭コンテストで知り合った監督にお願いし、短編7本の上映会をすることになりました。
フライヤーより引用。
知人が演劇をしてまして、この「コロッケとヘソクリ」に出演してたのでますは足を運びました。会場は函館市民映画館、シネマアイリス。席数は60席ほどのミニシアター?になるのでしょうか。17時台と19時台の2回公演。ますの見た回は満席でした。
上映7作品一覧
(上映順)
- 「大和の兄弟」監督:山村もみ夫
- 「キミの夏、聞いたよ」監督:イナガキマサヒロ
- 「おしゃぶり」監督:黒田航大
- 「コロッケとヘソクリ」監督:米谷志緒
- 「アパートメントコンプレックス」監督:山村もみ夫
- 「ロープウェイ」監督:高橋良多
- 「エール〜もう1つの物語〜」監督:米谷志緒
なんだか小説の短編集のようなお得感がありました。各監督の出身地もそれぞれ違いますし、作風も笑えるものから、メッセージ性の強いもの、ドキュメンタリータッチのものなど様々。
それぞれ詳しく感想を書きたいところだけど、他の映画イベントなどで今後も上映される作品達でしょうし、ネタバレしない程度に感想を。
山村もみ夫監督の「大和の兄弟」「アパートメントコンプレックス」
笑った!
兄弟、家族の話なんだけどテンポもいいしキャラが立ってるし。どちらの作品も働いてない大人が登場するんだど、大人でもいつまでも兄弟、子供。そして働いてないこと悪びれてないんだよね。明るいの。社会の基本は家族!そう感じた作品達。
イナガキマサヒロ監督の「キミの夏、聞いたよ」
青春だね。緑の中を駆け抜ける野球部員と自転車の少女。
絵がね、美しいの。
監督が言ってたんですが、世の中ゲス不倫とか毎日TVでは言われてた時で、純愛を撮りたかったと。映像の美しさで純愛を表現できるって素敵ですね。
黒田航大監督の「おしゃぶり」
いじめって、大人からすると「悪いこと」「しちゃいけないこと」として道徳感や正義感を子供に訴えたりする。学生の視点からしたら「暗黙の了解」「ルール」によって生じているいじめ・無視に対し「反論するのも面倒」という現実もあるんだろう。
いじめられている人間の気持ちは?「おしゃぶり」というアイテムを使っていじめを描いた作品。
高橋良多監督の「ロープウェイ」
妙に現実的結婚条件を掲げた専業主婦への夢。実は現代にはそぐわないという現実。現実は厳しい。隣の芝生は青く見えてしまう。本当はそんな条件に合わなくても、人を好きになれるはずなんだよねぇ。
米谷志緒監督の「コロッケとヘソクリ」
↑こちらは予告編になります。
この作品、私、見たことあったんです、実は。
2度目だったんだけどね、なんか泣けてしまうのです。
いや、ますの涙腺って故障しててすぐ泣きがちなんです。笑いも含まれてるこの作品「自分のしたいことを探しに」東京に出ようする主人公が昔の自分と重なるんです。
私は東京ではないけど函館以外の他の土地に出たことはあります。その時、親に伝えようとした想いとか緊張感とかが主人公と重なる。
函館は素敵な街だけど、他所で自分を試したいと思ったあの頃。
そして戻ってきて、親世代になった自分。
子供はいないけれど、何かに挑戦しようとする人を応援する気持ち。
子供と親、どちらにも共感する年になりました。
泣いて笑って、感情はジェットコースター。
ゲストアーティストによる演奏
7作品の上映後、「コロッケとヘソクリ」の主題歌を歌ったまえだゆりなさんと、挿入歌を歌った男性による歌の披露がありました。
まえだゆりなさんは現在は札幌で活動をしています。
主題歌「トビラ」はまえださんの澄んだ明るい声で新しいことに挑戦しようとする主人公を後押しするような、応援するような素敵な歌です。歌詞を一部紹介。
どこかへ飛んでゆきたい
繰り返しの毎日
新しい自分は
どこにいるの
甘えたくない
大切な人に
自分の足で
自分を探したい
もう一人の男性ゲストアーティストさんは…
見たことある…。
高校の同級生???
と思ったら演奏あんまり入ってきませんでしたわ。ゴメン…。
いい声してたけど、え?歌、歌ってたっけ?とか考えちゃって。
この狭さが良くも悪くも函館です。笑。
また、この街のどこかで彼の演奏聴きたいです。
ゲスト監督のトークショー
7作品5監督の作品の上映会でしたが、米谷監督以外は米谷監督が映画祭で知り合った縁ということで、4名(山村もみ夫監督、イナガキマサヒロ監督、黒田航大監督、高橋良多監督)の監督がこの日のために会場へお越しいただきました。なかなか作成秘話や、作品に込めた想いを生で聞く機会もないので貴重な体験でした。
まとめ
今回の記事、長くなったなぁ。
映画っていいなと再確認。短編でいろいろ観れたのも楽しかったし。
2回目の上演終了後、監督と関係者、さらに聴衆の方も参加できる打ち上げパーティーがあったようです。22時30分〜3時間予定って。日曜でっせ。
土曜なら行って監督さんたちといろいろ話してみたかったわぁ。
ま、前日の土曜なら薪割り後でそんな体力残ってなかっただろうが。
また面白いイベントがあったら書きま〜す。では、また!