お墓参りで見ることができたもの

昨日は春分の日でしたね。ますです。

みなさん、お墓参りはしましたか?

私は先ほど母と行ってきました。

我が家のお墓は山の上にあります。

車で向かいますが、やはり墓地は混んでいて駐車場も混雑していました。

いつもよりのお墓参りの時よりも車が多い気がしましたが、ちょうど墓地の一角にある永代墓地のところでお坊さんがお経をあげていました。

さて、少し駐車場の空き待ちをしましたが、無事車を停めていざゆかん。

私と母が車から取り出したお墓参りのアイテムは!

 

テレテテッテテー♪

雪かき用スコップ〜(ドラえもん風に)

金属製とポリカーポネート製の2本を用意した。

かなり暖かくなってきたとはいえ、今年の記録的積雪によりお墓はすっぽりと雪の下にあるであろうという想定の元、戦闘準備はバッチリだ。

過去に春の彼岸にまさか雪に埋まっていると思わずに車に積んでたスノーブラシをスコップ代わりにしたことがあるからだ。

我々の読み通り、我が家のお墓も腰くらいの積雪から上の方が少し見える程度だった。

 

母と供物などの入ったバックをお墓の付近に置き、雪との格闘は始まった。

 

長い間山の上で積もった雪は固い。

金属製のスコップで縦に横に雪を割り出す。

この冬鍛えられた雪かき筋を駆使。

力任せにスコップを入れると墓石を傷つける危険性を伴うため、ある程度のカンを働かせなければならない。

序盤は手探り状態。

ザクザク。

私が墓付近の雪を下に降ろしたら、母はもう1本のスコップでその雪を1、2m先の雪の山へと片付ける。

慣れてくるとリズミカルに。

ザクザクザク。

黙々と雪との格闘は続く。

お経をBGMに。

ザクザクザクザク。

 

もう、我々は墓参りってか、墓荒らしにしか見えない。

 

お墓発掘作業は10分ほどで終了。

雪から顔を出したお墓は雪とともに自然に汚れも落ちている。

 

それじゃあ仏花をお墓の花瓶に入れようとお墓の土台に足を着いた母。

土台に雪が残ってて滑る滑る。

 

あ、この姿見たことある。

生まれたての小鹿が立とうとして足がもつれてるやつだ…。

 

諦めて一度仕切り直しした母。

お墓の掃除のために持ってきた雑巾を土台に敷いて滑り止めとして使用するというアイディアを思いついたようだ。

 

片足だけ雑巾に着いて手を伸ばしているその姿。

あ、この姿も見たことある。

カーリングのストーン投げるフォームだ…。

 

そんな感じで、春のお彼岸のお墓参りは無事終了した。

冬眠から起こされた父も、相変わらずな母の姿を見て笑顔になったに違いない。